[:ja]WE TREES TSURUMI プロジェクト
ウィーツリーズつるみ プロジェクト

weTREES プロジェクトは、地域の住人とアーティストが一緒になり、公共空間や私設のスペースなどを含めた広い視点での町を舞台にしつつ、アートを介して人材、場所やもの、環境など、その土地に根ざした特徴ある事業を生み出すことを世界各地で試みています。「We Trees」を合言葉に、皆でまちを豊かに育てよう。[:]

weTREES TSURUMI フェスティバル無事終了!
実行委員長メッセージ
〜ご支援・ご協力頂いたみなさまへ〜

 このたびは「weTREES TSURUMI プロジェクト 2022」にご支援・ご協力を賜りまことに有り難うございました。

「weTREES TSURUMI プロジェクト」は、2019年から検討を開始し、住民の方々と鶴見小野町通り商店街を中心としたアートを活用した街づくりを推進しているアートプロジェクトです。  
 2021年10月30日に新型コロナウィルス感染症の推移を睨みながら、第1回アートフェスティバルを開催致しました。
 本年2022年は、感染症も落ち着きを見せており、飲食関係の出店も伴う形で、10月29日(土)秋晴れの好天のもと、約1,000人の来場者をお迎えし、無事盛況のうちに終える事が出来ました。
 
 メインプログラムのスイスのデザインユニットso+baの「Connecting Dots in Tsurumi」は街の風景として、既におなじみの作品となっており、昨年同様横浜市立下野谷小学校、同汐入小学校へアウトリーチしワークショップを開催しました。  
 また、昨年に続き参加してくれた鶴見区在住の現代美術家 原倫太郎さんは、地域の方から提供頂いた机やテーブルを卓球台に見立てた「アートな卓球」大会を開催。並行して新たにオープンした「ono point」2階のギャラリーで、個展を開催中です。 
 今回初めて参加してくれた靴クリエイターの靴郞堂本店さんは、2回シリーズのワークショップを開催。地元から出た、古新聞やダンボールなどの廃材をアップサイクルし、ガムテープのズックをみんなで作りました。
 海外からは、メディアアートユニットWERCがオランダから来日。小野弁財天神社の提灯をお子さん達にデザインして貰い、日没後はそれらを様々な色で照らしました。
 もうひとり、フランスからは、事例勉強会の2回目にも登壇してくれたクレリア・ゼルニックさんが鶴見小野の子供達と、200年後の2222年の鶴見の姿を地図に書き込みました。書いた人は恐らく誰もいないけれど、200年後の鶴見の人々がこれを見たらどう思うか、そんなことを想像しながら、キャンパス一杯にペンを走らせました。

 このプロジェクトの活動テーマは「ゆめとアートの街合室 -誰もが活躍できる街-」です。関東大震災、第二次世界大戦を経て多様性を獲得した鶴見。時まさに多様性を重視する社会の風が吹いています。誰もが希望を携え未来、そして次のステージに向うための街。時代のニーズを反映し、再び活気のある更に豊かな街になりたい!という願いを込めて設定しました。

 今年も、地元企業各社様のご協賛・ご協力、鶴見区、地元自治会、酒販組合、商店会、労働組合、各報道メディア、その他様々な方々のご協力とご理解を得ながら開催することが出来ました。ここに改めて御礼申し上げます。
 
 この賑わいが一過性のもので無く末永く続けていけるよう、そして多くの子供達が大きくなったとき「鶴見小野にはweTREESがあるんだよ」「鶴見小野はアートの街なんだよ」と自慢できるような街づくりを目指します。
引き続きのご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願い致します。

WeTT実行委員会 
委員長 服部宏昭