[:ja]鶴見小野編集部
つるみおのへんしゅうぶ

町の人が編集部員となり、鶴見小野エリア、鶴見区周辺での取り組みや暮らすひとなどを取材し、SNSなどで拡散するローカル編集部。最初は講座をひらき、プロの編集者や美術家と一緒に文と写真の表現を、映像作家や音楽家と一緒に映像で表現することのワークショップを行ないました。講座を通して完成した取材記事やプロモーションミュージックビデオは「編集部マガジン&ムービー」の中で公開中です。今後も町の魅力を発信する多世代・多文化の部活動として続けていきます。


参加アーティストのプロフィール PROFILE

齊藤真菜 さいとうまな/ライター・編集者
横浜市鶴見区出身・在住。イギリスの大学卒業、NPOを経て現在はフリー。地域の文化・商業情報について執筆する傍ら、「藤棚デパートメント」内の間借り本屋「Arcade Books」で、本のセレクトや販売をしている。

大洲大作 おおずだいさく/美術家
写真を通して人々の生活を写し出す。最近は、列車の車窓から見える風景の中に光や人々の営みを見つけて切り取り、実際の車窓に投影する方法で作品を発表している。

内海拓 うちうみたく/映像作家
クロマキーや映像を切り撮った素材を合成し組み合わせたコラージュ映像や、音楽制作チームのMV制作に取り組む。映像の面白さだけでなく、鑑賞する行為全体に影響するような創作を心がけている。

大野志門 おおのしもん/音楽家
ピアノ演奏や、ラップによる楽曲制作、ライブ活動を行う。音楽の中でも、ジャンルにとらわれず活動範囲を広げるような挑戦をしている。ピアノ演奏では現代音楽を主に行う。[:]

ONO POINT にて展覧会開催!

ONO POINT にて

鶴見パブリックアートプロジェクト2025に参加してくださったアーティスト

美塩 持田 ジャック

小林誠一

による展覧会を開催します。

<床は溶岩>

子供の頃、私は街灯の前を通り過ぎるたびに瞬きをしていました。瞬きをするたびに、忍者のようなもう一人の自分が街灯から街灯へと飛び移り、その頂上へ軽やかに着地する様子を思い描いていたのです。

また、交差点の太い白線は、炎や深海に落ちるのを防いでくれる安全な足場でした。歩道の石畳の上を歩くときは、電気ショックを受けないよう、継ぎ目の線を踏まないようにダンスを踊るような足取りで進まなければなりませんでした。

風景の中に描かれたこれらの「線」は、新たな可能性と遊びに満ちた世界を構築するための素材となりました。ロジェ・カイヨワはその著書『遊びと人間』の中で、「ルールそのものがフィクション(虚構)を生み出す」と述べています。

「Floor Is Lava(床は溶岩)」とは、地面が溶岩やその他の致命的な物質に変わってしまったと想定して遊ぶ、子供たちのゲームです。プレイヤーは床に触れないよう、家具や置物などの「安全な場所」だけを伝って移動します。

本展覧会では、このゲームに見られる想像力のメタファーと、私たちの作品における「パターン(型・模様)」の使用との間にパラレル(並行)な関係性を見出すことを試みました。遊びと同じように、「ルール」もまた、私たちの創作プロセスの一部なのです。

アーティスト

美塩 持田 ジャック
1997年日本生まれ、ベルギー育ち。ブリュッセルのラ・カンブル国立美術学校(ENSAV La Cambre)写真修士課程を修了。
近年の活動ではパッチワークを媒体とし、民話や古い布の断片を再構成した色彩豊かな作品を制作している。それらを通じて、女性のアイデンティティ、異形性(モンストロシティ)、伝承、そして伝統的な価値観に対して問いを投げかけています。

小林誠一
主にシルクスクリーンを使った絵画を制作している。コードから生成した画像をスクリーン印刷で出力する、「パターンペイティング」、スクリーンそのものをランダムに折り曲げ印刷する「くしゃくしゃの布」シリーズ