[:ja]編集部マガジン&ムービー

鶴見小野編集部員による取材記事や、ワークショップで制作したミュージックビデオなどを公開しています。取材記事では、部員それぞれが気になるお店、取り組み、暮らす人にスポットを当てました。そして2022年。鶴見小野でなんでアート?そんな疑問に答える「鶴見小野編集部通信」をスタートさせています。[:en]Write a short discription on the contents of Tsurumi Stories[:]

ついつい立ち寄りたくなる駅前のたい焼き屋さん

by ちさと

CHERUの冷水竜平(しみずりゅうへい)さん

鶴見小野駅のすぐそばにあるたい焼き屋さんが、今回私が取材した「CHERU(チェル)」さんです。みなさんも鶴見線に乗った際には一度は見たことがあるのではないでしょうか?「たい焼き」ののぼりと、可愛らしい看板が思わず目を引きます。そしてついつい立ち寄ってしまうのです。

店主は冷水竜平(しみずりゅうへい)さん。笑顔がとても素敵な方で、たい焼きを買うときにはその笑顔でいつも心がホクホクします。実は、冷水さんのあだ名が由来で「CHERU」という店名になったそうです。

お店を始めたのは2020年6月17日で、もうすぐ2周年。元々飲食業界にいた訳ではなく、石材店で25年ほど職人さんとして働いていらしたそうです。たまたま通っていたムエタイのジムで鶴見小野駅前に空き物件があると聞き、色々と話しているうちにお店を持つことを決めたとのことでした。どんなところにご縁があるかはわかりませんね。たい焼きを選んだ理由は、お気に入りのあんこがあったからだとか。結局それを使うことは叶わなかったそうですが、たい焼きでお店を開くことにしました。

たい焼きを焼く冷水さん

たい焼きを焼くのは一から練習したそうですが、開店当初は作り置きをする余裕もないほどだったとか。大変なことを伺ったら「とにかく暑いこと!」と仰っていました。

レギュラーメニューはつぶあん、こしあん、カスタード、チョコレート、ハムチーズの5種類。それにレモンあんといった季節限定メニューが加わります。一番人気は定番のつぶあん!次いでカスタードだそうです。ちなみに私のおすすめはブラックペッパーの香りがアクセントになっているおかず系のハムチーズです。できたてのチーズのとろとろ具合がたまりません。

たい焼きメニュー

夏はかき氷のメニューも加わります。いちご、ブルーハワイ、レモン、メロン、マンゴー、プリン、抹茶などなど豊富なメニューが勢揃いで、今年の夏も今から楽しみですね!

お客さんは小さなお子様から年配のかたまで幅広く、やはり地元の方が多くいらしてくださるそうです。冷水さんに鶴見小野駅の印象を伺ったところ、「人があったかい」と即座に答えてくださいました。

今後の目標として、「細く長く続け、おじいちゃんになるまで『あのお店まだやってるよ』と言われたい。この地で末永くやっていきたいと思うので、よろしくお願いします」と最後に仰っていました。そんなお店になってくれたら私も嬉しいです。

CHERU
横浜市鶴見区下野谷町3-88
11:00-13:30 / 15:00-18:00(日曜・月曜定休)

取材・文・写真:ちさと